健康経営アプリを利用するメリットとは?
アプリの種類や選定ポイントをご紹介

企業が従業員の健康に配慮し、健康増進のために積極的に関わることが求められるなか、健康経営に役立つアプリを導入する企業が増えています。健康経営に役立つアプリを利用することで、従業員の健康状態を効率的に把握でき、健康意識の向上につながったり、運動習慣のきっかけ作りになるなどのメリットがあります。本記事では、健康経営に役立つアプリを利用するメリットや選定のポイント、主なアプリの種類をご紹介します。

目次

近年求められる健康経営

近年、労働人口の減少という問題が深刻化しており、また従業員の健康状態に関する問題やリスクが浮き彫りになってきたことを背景に、企業単位で、従業員の健康管理や健康促進を行う「健康経営」の必要性が高まっています。

健康経営にはさまざまなメリットがあり、政府も健康経営を推進するための制度の整備や情報提供を行っています。

健康経営の詳細については、以下記事でご紹介しています。

しかし、健康経営を進めようとしても「健康に関する結果の数値化が難しい」「限られた予算で進めるのが難しい」といった課題に直面している企業も少なくありません。このような課題を解決し、健康経営を効率的に進めるための手段の一つとして、健康経営を支援するアプリ・ツールの導入を検討する企業が増えてきています。
以降では、健康経営においてアプリ・ツールを活用するメリットをご紹介します。

健康経営にアプリを活用するメリット

アプリを活用することは健康経営を効果的に進める上で役立ちます。
具体的なメリットは以下の4つです。

メリット①:健康経営優良法人の認定項目を満たすことができる

優良な健康経営を実践している企業を表彰する「健康経営優良法人」という制度があります。
「健康経営優良法人」に認定されると、従業員・顧客・関係企業などから「従業員の健康管理に戦略的に取り組んでいる法人」として社会的な評価を受けることができます。

「健康経営優良法人」の認定基準には「運動機会増進に向けた取り組み」「コミュニケーションの促進に向けた取り組み」などがあります。
アプリを導入して従業員の運動機会の増進を促すことや、アプリをきっかけとしてコミュニケーションを促進するような活動を実施することができれば、上記の認定基準を満たすことができ、認定要件の達成に寄与します。

メリット②:従業員が自発的に参加したくなる

健康経営の推進のための活動を企画しても、従業員に積極的に参加してもらうことが難しい場合もあります。活動を企画するだけでなく、従業員が積極的に参加したくなるような仕組みが重要です。

アプリの導入は従業員が積極的に活動に参加する上で役立ちます。

例えば、食事や体調管理をするアプリを従業員のスマホにインストールすることで、自身のスマホで健康や運動に関するデータを確認したり、情報を受け取ったりすることで自身の健康意識が高まり、より自発的かつ積極的に自身の健康増進に取り組むことができます。

メリット③:健康経営の状態・成果が確認できる

健康経営の効果は定性的でわかりにくく、一人ひとりを適切に管理するのが難しいという課題があります。
また健康経営の活動に関する従業員のデータ管理は、膨大な数になることから管理者を悩ませる問題の一つでもあります。

従業員一人ひとりの健康状態を把握し、管理しやすくする上ではアプリの活用が効果的です。
従業員のスマホにアプリがインストールされていることで、データの収集・確認の手間を削減することができます。

メリット④:全社的に施策を進められる

健康経営の取り組みには、管理の工数や人件費など様々なコストがかかります。
拠点が複数に渡る企業での活動は、場合によっては拠点ごとに活動実施に伴うリソースやコストがかかる可能性があります。
従業員のスマホにインストールするアプリを活用すれば、複数の拠点の従業員に対しても、簡単にデータの管理や情報発信を行うことが可能です。
アプリの活用は健康経営を全社的に取り組む上で効果的な管理手法となります。

健康経営におけるアプリの4つの選定ポイント

アプリの導入にあたっては、事前に健康経営の活動や方針を整理することが重要です。

ポイント①:自社の課題と目標を明確にする

アプリ・ツールの導入の大きな目的は、自社の健康課題の解決と目標の達成です。
そのために、まずは健康診断やストレスチェック、アンケートを行うことで、自社の現状の健康課題を明確にします。課題が明確になったら解決したい課題の選定や、実現したい目標の設定、活動の企画を行います。
アプリは従業員の活動を積極的にすることや、管理上の手間を削減する上で役立ちます。
活動を実施する際に出てくるハードル、実現したい機能、提供したいコンテンツを整理した上で、それらをクリアすることができるアプリを選定することが重要です。

ポイント②:従業員が使いこなせるものにする

アプリを導入しても従業員が使いこなせないものであれば、導入した効果を得ることができません。
操作性に優れた使いやすいアプリを導入することが、従業員が活動に積極的に参加してもらうためには重要になります。

ポイント③:従業員の意欲が高められるものにする

従業員が使いたいと思えるようなアプリであることも重要です。
例えば、健康活動で貯まったポイントを賞品などと交換できる機能が搭載されたアプリであれば従業員の健康活動を促進することができます。また、メンバーの活動成果が見ることができる機能がついたアプリではメンバーとのコミュニケーションを促進することができます。
アプリの種類や機能によって、従業員の活動への参加意欲は大きく変わってきます。従業員への積極的な参加を促す上では、「従業員が使いたいと思える機能がついているか」という観点でアプリを選ぶことが重要です。

ポイント④:多くの従業員が参加でき、各自が無理なく取り組める

健康管理アプリは、運動や食事の記録を行ったり、一人ひとりの状況に合わせた適切なアドバイスを提供する機能が搭載されたものもあります。そのような機能を搭載したアプリは一人ひとりに合わせたアドバイスを受けられるメリットがある一方で、運動や食事の記録が煩雑に感じられ、取り組みに無理をきたす原因になることがあります。

「多くの従業員がアプリを活用して、無理なく取り組みに参加することができるか」という観点もアプリ選びでは重要なポイントです。

アプリを選ぶ際には、記録や管理の手間が極力ない機能のものを選ぶことで、記録の手間で使用しづらくなるといったことを防ぐことができます。また、アプリのコンテンツによっては一部の年齢層に対して関心を持ってもらうことが難しいものもありますが、年齢や性別を問わず誰もが参加できる活動を提供するアプリコンテンツであることが重要です。

主な健康経営のアプリの種類

一口に健康経営アプリと言ってもその種類はさまざまであり、自社の課題に合ったものを選ぶ必要があります。以下では、主な健康経営アプリの種類をご紹介します。

健康管理系アプリ

健康管理系アプリでは、健康診断結果、就労データ、面談記録などの従業員の健康情報を一元管理することができます。

これにより管理工数の削減や、産業医や保健師、健診担当者の業務効率化に繋がり、従業員の健康維持・向上と、健康管理業務の最適化を図ることができます。

健康相談系アプリ

健康相談系アプリとは、医師・看護師・ケアマネジャーなどの専門家が、従業員一人ひとりに合わせて健康の情報を提供するアプリです。効果的な運動や栄養アドバイス、ストレス管理のテクニックなど日常生活を健康に送る上で最適なアドバイスを受けることができ、従業員の健康管理に役立てることができます。

健康増進系アプリ

健康増進系アプリは、従業員の健康維持・増進を目的に歩数計や体重計測など健康情報管理、目標設定、行動記録をまとめて行えるアプリです。
健康増進系アプリの中でもウォーキングイベント開催をサポートする「ウォーキングアプリ」は単に歩数を管理するだけではなく、社内で記録を競い合う機能などウォーキングを継続するための機能が搭載されています。

ウォーキングは特別な用具を必要とせずに、多くの人が無理なく継続的に取り組む事ができる施策です。誰でも気軽に参加できる取り組みであることから、アプリを活用したウォーキングイベントの実施は健康経営の施策として注目されています。

ウォーキングアプリなら簡単・低コストで導入可能な「aruku&(あるくと)」がおすすめ

低コストで導入可能な企業向けウォーキングイベントサービスアプリの「aruku&(あるくと)」を使えば、社内でウォーキングイベントを開催し、健康経営の取り組みを実践することができます。

「aruku&(あるくと)」は従業員のスマホにインストールしてもらうだけで利用可能です。直感的に操作できるインターフェースであるため、使い方のレクチャーやサポートの工数は比較的小さく、容易に従業員に使いこなしてもらうことができます。また従業員の活動データも自動で集計されるため、管理工数やコストをかけることなくウォーキングイベントを開催することができます。

「aruku&(あるくと)」にはイベントやゲームミッションなど楽しく歩くための様々な仕掛けが用意されているだけでなく、部署毎に作るグループ同士や、個人が登録するニックネーム同士で歩数をランキング形式で競いあうウォーキングイベントを開催できます。これによってイベントを通して、ランキングやニックネームが話題となり、コミュニケーションが生まれ、従業員に自発的かつ積極的にウォーキングイベントに参加して貰うことができます。

ウォーキングイベントは、年齢や性別を問わず、多くの従業員が無理なく取り組める健康経営の取り組みです。
以下の資料では、健康経営でウォーキングイベントを開催することのメリットや、企業が健康施策を実施する上でのポイントについてご紹介しています。 健康経営のためにウォーキングイベントをご検討中の方は、是非ご覧ください。

企業・健保の健康経営や自治体の健康増進活動にはaruku&!
お問い合わせやご相談はお気軽にご連絡ください。

サービス資料やお役立ち資料を
ご希望の方はこちら

インストールして遊んでみてね!
App Storeからダウンロード Google Playで手に入れよう
#
  1. トップ
  2. お役立ちコラム
  3. 健康経営アプリを利用するメリットとは?アプリの種類や選定ポイントをご紹介