社員の健康経営を推進する、安全衛生のスペシャリスト
―普段はどのような業務を担当されているのでしょうか?
総務・安全衛生課で、社員の安全と健康の推進を担当しています。2024年から健康経営の取り組みを本格的に開始し、パナソニックグループ社員の健康状態改善にも関わっています。
健康状態の改善が急務だった
-導入の背景を教えてください。
PMJは、パナソニックグループ全体と比べて、肥満、高血糖、高血圧の数値がかなり悪い状況でした。グループ全体と比べて、カロリーがきちんと計算された食事が提供される社員食堂の設置割合が低く、車での移動が多い営業・サービス部門中心の職場環境であることもあり、運動量が少ないことが原因かもしれません。
データ集計の効率化と価格面で決め手に
―なぜaruku&を選ばれたのでしょうか?
aruku&の導入以前は、「自身の体力を知ろう」ということでウォークラリーを実施し、参加者にはExcelで歩数データを入力してもらいシステムで集計する形でイベントを実施していました。その後、2023年2月にグループ会社と合同でウォーキングラリーを実施することになり、このタイミングでグループの若手社員からaruku&アプリを使ったイベントの提案がありました。これまでの運用と異なり、参加者自身がアプリで歩数を計測できる点や、管理画面で歩数データを扱えるという点への期待、そして価格面から採用を決めました。
ただ、従来のExcel形式でのイベント参加を求める声も一部で見込まれたため、アプリからだけでなく、WEBから歩数を手入力してイベントに参加する方式も認めたイベントとしました。

社員同士の声掛けが自然と増加
―導入後はどのような変化がありましたか?
パナソニックグループ全体で秋に1回、PMJ単独で冬に1回、合計で年に2回のウォークラリーを実施していますが、参加者のほとんどがaruku&を利用してくれているので、まだまだ改善の余地はありますが、歩数データの管理は改善されました。そして、aruku&で「自分の歩数」を知る事ができるようになり、歩く事への意識が高まったようです。
また、歩数やランキングを速報する事はExcelで管理していた頃には難しく、ウォークラリーのページに週に1度掲載するに留まっていましたが、aruku&の導入以後は、アプリやダッシュボードを通じて、自分だけでなく他の社員の歩数やグループのランキングをリアルタイムで確認できるようになったので、社員同士のコミュニケーションのきっかけになっています。『一緒に参加しようよ!』といった声掛けも増えたようです。
また、aruku&の歩数情報を利用し、健康経営のページにPMJ社員の歩数を掲載できるようになりました。


参加率70%超えを目指して
―今後の展望をお聞かせください。
次回は参加率70%超えを目標にしています。社長にもブログで発信してもらうなど、様々な方法で参加を呼びかけています。社内コミュニケーションの活性化にも役立っているので、賞や賞品をしっかり企画してイベント前に周知するなど、さらに工夫を重ねていきたいですね。ONE COMPATHさんの企画提案にも大いに期待しています。
