コラム

お手軽NEATのススメ

2017年9月14日
提供元:
NPO法人EBH推進協議会
株式会社ライフケアパートナーズ
お手軽NEATのススメ
運動生理学の分野でポピュラーな言葉に、NEAT(ニート/非運動性熱産生)があります。職業のない人のことじゃないですよ。なにげない日常の中での動作をNEATといいます。ちょこまかちょこまか動いていることを習慣づけると、チリも積もれば山となります。
NEATを簡単に増やす方法はいくらでもあります。
たとえば、椅子に座っているときにダラーッとして重力に逆らわずに座っていると、エネルギーを使わないんですね。これを正しく姿勢を保つようにすると、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)とかいろんな筋肉を使うから、良いんですね。座っているときには背筋を正して、ぴしっと座ることがエネルギーの消費量アップにつながります。
一番いけないのはゴロ寝。横になってテレビを観るのが最悪で、ほとんどエネルギーを使わないんですね。ゴロ寝で過ごす一時間と、姿勢を正しての一時間とでは、実に大きなエネルギーの差につながるわけです。
些細なことであっても、意識を持って行うことがとても大切です。
そして、立っているときは座っているときよりもエネルギー消費が2割もアップします。
20%も脂肪や糖質が燃焼するわけです。
ですから、立っている時間をできるだけ長くするという考えが、非常に大事になってくると思います。