コラム

不妊治療の現場から伝えたいこと…一人で悩まず相談を。

2019年9月30日
提供元:
株式会社SPLENDID、株式会社ライフケアパートナーズ
患者の手を両手でつつむ看護婦

不妊治療の現場から伝えたいこと…一人で悩まず相談を。

 

今や、日本の新生児の18人に1人は体外受精児と言われているとおり、不妊治療を受ける人の数は年々増えています。しかし、その一方で「気にはなっているけれど、よくわからない」など、最初の一歩が踏み出せない人も多いのではないでしょうか。

そこで、不妊治療の現場からお伝えしたいことを少しお話したいと思います。

 

不妊治療、いつから始める?

不妊治療の初診に来る人の年齢は、30代後半から40代前半の人が多いです。そして、妊娠する力・させる力のどちらも、35歳ごろから年々低下していくことがわかっています。

ですから、カップルのお二人とも、検査や相談だけでも早めにしておくことは非常に意味があります。

 

特に女性の場合、どうしても妊娠・出産に応じて仕事のスケジュールなどを調整する必要が出てきますよね。検査を受けるときに不安なことや疑問に思っていることを医師に聞けるということは、不妊の悩みを解決するうえでとても大切になってきます。

 

実際の治療ではどのくらいの期間や手順が必要なのか、大まかなスケジュール感や費用感などを確認できますので、人生プランを立てるうえでもとても役立つでしょう。

 

以上の点などから、不妊治療を意識したら、早めの医療機関の受診をおすすめします。

 

検査だけ先に受けておく「ブライダルチェック」もおすすめ

不妊治療を扱うクリニックで最近増えてきているのが、お子さんを希望するカップルが結婚前に精液検査や卵巣機能の検査などを行う「ブライダルチェック」です。

各医療機関によって名前は違いますが、妊娠・出産に必要な機能を一通りチェックできるようになっています。

 

もちろん、先に検査だけをしておいて治療は時期を見てから行うこともできますし、事実婚のカップルや未婚のカップル、相手がいない方でも不妊治療や検査は受けられます。

 

不妊治療を考えている人、妊娠に不安を感じている人は早めの検査を

不妊治療は、早く始めれば始めるほど結果につながりやすい治療です。また、年齢に関係ない体の機能的な不妊の原因がある場合、早めの検査で見つかれば治療も始めやすいです。

漠然とでもお子さんが欲しいと考えている人は気軽に相談に行ってみてくださいね。

 

不妊治療についてはこちらの健康コラムもご参照下さい。

「不妊治療ってどんなことをするの?特定不妊治療って?」