コラム

新生活でなぜストレス症状が起こるの?原因と対策をご紹介

2019年6月19日
提供元:
株式会社SPLENDID 株式会社ライフケアパートナーズ
新社会人、新入生など、春は新しい生活が始まる人も多い季節ですね。
新生活は期待も大きいですが、そのぶん不安も大きいものです。
引っ越しや結婚なども含め、新しい環境で起こりやすい体の不調の原因と、おすすめの対策についてご紹介します。
起こりやすい症状とその原因
ストレスによって引き起こされる症状は、主に消化器系と全身症状が特徴です。・消化器系症状…胃痛、吐き気、過食
・全身症状…眠気、倦怠感、疲労感

人間をはじめ動物は安定を好み、変化を好まない性質があります。
そのため、環境の急激な変化は、良い変化であっても悪い変化であってもストレス要因となり、自律神経が乱れてしまいます。

自律神経には活動しているときに働く交感神経と、休息しているときに働く副交感神経の2種類があり、これらの神経のバランスによって活動状態と休息状態を切り替えています。
ストレスによって緊張状態が続くと、神経の切り替えが上手くいかなくなり、消化器官の働きが鈍ったり、内臓の知覚過敏が起こったりします。

また、春は天気が変わりやすく大きな寒暖差が短い周期で訪れるため、体調を崩しやすい時期であることも体に負担をかける一因となっています。

おすすめのストレス対策
新生活のストレス症状の原因は、主に「緊張状態」「自律神経の乱れ」が原因であることがわかりました。
そこで、これらの状態を緩和するためには一例として以下のような対策がおすすめです。

・緊張をほぐす…ハーブティーを飲む、深呼吸や瞑想をする
・血行を促進する…ストレッチやヨガ、ウォーキングなどの軽い運動をする
・自律神経を整える…目覚めてすぐに朝日を浴びる、寝る前にぬるま湯にゆっくりつかる

緊張すると血行が悪くなるため、血行を良くして緊張をほぐすこともできます。
また、運動で全身の筋肉を刺激するとドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった幸福感や積極性などを司るホルモンも放出され、心理的にも良い効果がもたらされます。
乱れてしまった自律神経を整えるには、寝る前に39〜40℃程度のぬるま湯に15〜30分程度つかるのが良いでしょう。
眠りの質を良くするだけでなく、バスミルクなどの入浴剤を使えばリラックス効果や保湿効果なども期待できます。

そして、心理的な負担を軽減するためには「笑うこと」「何もしない時間を作ること」も大切です。
しっかりと口角を上げて笑顔を作ることや、瞑想やぼーっとすることで頭の中を自然と整理し、心を落ち着けることができます。

ストレスはその日のうちに解消しよう
慣れない環境でストレスの溜まりやすい新生活ですが、1日の中で運動や入浴、休息をしっかりとり、ストレスを翌日に引きずらないように過ごしましょう。